革靴のハイシャインにサフィールのビーズワックスポリッシュを使ってみたら

シューケア

 

ポリッシュ

 

名称  サフィール ビーズワックス ポリッシュ

色   ブラック

価格  1,000円(税抜)※2017年当時の価格

 

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ハイシャインしたいけど何を使えばいいの?

 

ハイシャインに挑戦するにあたり、どの商品を使うかで迷いました。

1つはサフィールのポリッシュ。もう1つはコロンブスの「ブートブラック」でした。値段は1,000円で同じ。

ただ、コロンブスには「ハイシャイン・ベース」という商品があり、聞いたところでは、これを下地にぬってからポリッシュを塗ると、より簡単に光らせられるということ。それは魅力的。

 

 

でもそうすると、「ハイシャイン・ベース」も1,000円ですから、合わせて2,000円。

給料日前のわたしにはプラス1,000円が重くのしかかりました。

ということもあり、結局、サフィールに落ち着いたわけです。

ハイシャイン開始!…の前にソールのお手入れ

 

休みの日の朝、さっそく作業にとりかかりました。

 

靴はこちらです。

 

 

先日買った、リーガルのモンクシューズ。

 

店員さんから、「先を光らせるともっとカッコイイですよ!」と勧められた靴です。

 

すぐに影響される私はさっそくこの靴を光らせようと思ったわけです。

 

ちなみに一度履いたのでソールはこんな感じになっていました。

 

 

やはり少し痛んでいます。特につま先。

 

 

 

あややや…たった1日でこんなになってしまうのか。1年後はどうなってしまうのでしょう?

 

ではここで、ハイシャインの前に恒例のソールのお手入れを。

 

レザーソールローション

 

なんだかんだでけっこう使っています、これ。

 

 

これをぬりぬり。

 

これがアフターです。右側のほう。

 

 

そうだ、つま先もやらなくちゃ。

 

 

まるで子どものケガを消毒しているような気持ちになります。おー、よちよち。

 

…ヘンタイですね。

 

でも靴好きのほとんどはヘンタイともいえます。

 

ハイシャイン開始

 

ではいよいよポリッシュへ移りましょう。

 

用意したのはこちら。

 

 

 

 

まず軽くブラッシング。

 

 

そうだ、ここでいちおう、「ビフォー」の写真を撮っておきましょう。

 

 

たしか先日、ニュートラルの靴クリームを塗っていますからそこそこキレイですね。

 

では開始します。

 

 

おお…と意味もなく声を出します。乳化性クリームとは違いますね。端が割れています。匂いもキツめ。

 

 

では布を指にマキマキし、

 

 

ポリッシュを少々。こんな量でいいのかな?少ない?

 

とりあえずこれを靴のトゥにぬっていきます。

 

 

クルクルと円を描くように。

 

まんべんなく濡れたら今度は、

 

 

水を1滴。それを指で軽く伸ばします。

 

 

さすがに油性だけあってよくはじきますね。

 

ここからさらに布で磨きます。

 

このとき気をつけるのは、力を込めすぎないこと。

 

あまり強くやるとポリッシュの成分が取れてしまいます。軽く、軽~く。

 

5分くらいやったでしょうか。

 

 

右(左足)がアフターです。これだけでも少しは光ったかな?

 

本来ならここで同じことをくりかえすのですが、ぼくはもう1足にとりかかることにしました。

 

ただ、ここであらためてよく靴を見てみたら、なんとなく表面がカサついているような気が。

 

もともとポリッシュを塗るというのは、革が呼吸をするのを妨げるという側面があります。

 

ただでさえ、そんな過酷なことを強いるのですから、少しでも革には楽な状態になっておいてもらいたい。そこで思い出したのがこれ。

 

 

左側の商品。同じくサフィールの『ユニバーサルレザーローション』。『ホホバオイル配合のマイルドなレザーローション。ツヤや栄養を与えます』。

 

これでトゥを磨いてやりました。気持ちの上でひと安心。

 

では反対の靴も始めましょうか。

 

 

 

 

 

 

後は同じ作業です。

 

ポリッシュを塗り、軽く伸ばし、

 

 

 

水を垂らし、ひたすらフキフキ。

 

 

こんな感じになりました。これで両方とも1回目の作業終了。

 

このあと2回目に移りました。

 

ポリッシュを塗り、うすく伸ばし、水を垂らし、

 

 

 

なんだかナマズのような生き物の顔に見えてきた…歯が…

 

あとはひたすらフキフキ。

 

この磨く作業ですが、集中してやっているとついつい力が入ってしまいがちなので、そうならないためにもテレビを見ながらとか、何か他のことをしながらやるとちょうどいいと思います。そのほうが軽く磨くことができますから。

 

そうやっていると、『撫でるように磨く』という感覚がフッと分かるときが来ます。それこそ布が靴の表面を滑るように磨くという感覚です。

 

それともうひとつ。

 

靴磨きというのは実際にやってみるとけっこうな重労働です。この作業も、光らせるのはトゥ部分だけとはいえ、磨いているとトゥは意外に広い。だんだん手もダルくなってきます。

 

ですので最初はトゥの中でもその先端にかぎって磨いてあげるといいでしょう。つま先のそのまた先です。

 

これならクルクルするにもそんなに大きな円を描く必要がありません。動かす範囲が狭いのでそれほど疲れません。

 

——とはいうものの、左右2回ずつ磨いたところで力尽きました。

 

よってこれが『アフター』です。

 

 

どうでしょうか?

 

残念ながら『鏡のように映りこむ』という状態にはほど遠いですね。これじゃとてもハイシャインとはいえません。

 

ここで先の『ビフォー』の写真と並べてみましょう。

 

上が『ビフォー』、下が『アフター』です。

 

 

 

え?あんまり変わらない?ウーム…

 

でも目の前にかざしてみると、それまでは何も映らなかったものが、自分の姿がぼんやりながらも映るようになりました。

 

ハイシャイン初挑戦でもありますし、とりあえず今回はこれでよしとしたいと思います。

 

最後に靴全体に先のレザーバームローションを塗り、ブラシをかけて完成!

 

 

 

なんと作業開始からすでに1時間半が経過していました。疲れたァ~

 

これはもっと光らせようとしたら3時間はかかりそうです。

 

靴の修理工房でもよく使われているこの商品、ハイシャインをやってみたいあなたにおすすめです!



 


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