初めてゴアテックスの靴を購入しました。
リーガルのゴアです。
実際に履いてみて、よかったところとイマイチだったところをお伝えします。
※タイトルにもありますように、ゴアテックスのことだけではなく、靴全体の感想です。
リーガルのストレートチップ(ゴアテックス)
選んだのはストレートチップ。サイズ24。
店員さんの話では、最近(2024年1月時点)はビジネスシューズにおいてはプレーントゥが人気だということだったのですが、、、
実はプレーントゥ、あんまり好きじゃなくて、、、
これまでにも履いていたことはあるのですが、履いていてもいまいちテンションが上がらないという、、、
というわけで定番のストレートチップにしたわけです。
リーガルを買うのは人生2度目かな。
靴のブランドとして一般的になりすぎていることもあり、靴好きの人の中には、リーガルはあえて選ばないという人もいるかと思いますが、、、
でもリーガルはいい靴ですよ。わたしが今履いている靴の中でもダントツで長持ちしています。
そして当たり前ですがメイド・イン・ジャパン。
後ろ姿もまとまってます。
ちなみにこの中敷きですが、
するりと外せます。
穴がいっぱい開いていて、通気性がよさそうですね。
かなり立体感のある作りです。
ちなみにゴアテックスというのは——わたしも最初、誤解していたのですが——革そのものが防水になっているとかいうわけではありません。
ゴアテックスの生地(というのかな?)が靴の中で足をくるむように内側に配置されていて、
水を通さず、湿気だけ外に出す。
蒸れないということです。
リーガル(ゴアテックス)のよかったところ
よかったところに入る前に、リーガルのサイズ感について、あらためてお伝えしておきます。
リーガルはサイズが大きめ
このブログで何度も触れているように、リーガルは大きめです。
大きめというのは、そのサイズ数値からすると、それより大きく感じるということ。
ふだんわたしは24.5サイズを買うことが多いのですが、ご覧のようにリーガルでは24です。
EEEです。
日本のビジネスシューズは今やたいていが3Eですよね。2Eとか探すほうが難しい。
これでちょうどいい。
自分で選んだわけではなく、店員さんにゲージで足を測ってもらい、その上でこのサイズをすすめられました。
夕方に履いてジャストサイズ。試し歩きしても問題なしの感触でした。
なのでわたしの場合は、リーガルではいつもより半サイズ下を選ぶとたいていうまくいきます。
リーガルのよかったところ 1.足の形に合った
やっぱり日本人向けに作ってあるからでしょうか、足の形に合いました。
わたしの足は極端な甲薄なのでたいていの靴は甲の部分がベコベコになってしまうんですが、この靴はわりあい甲が低くできているので、その辺も問題なし。
ジャストサイズなんですが、ぎゅうぎゅうに締めつけられている感じはなく、指先も少し動かすことができます。
甲の薄い方にはおすすめです。甲高の人だとどうかなあ。
革もそこそこいい革で、触ってみるとソフトな感触。
リーガルのよかったところ 2.形がきれい
リーガルのすべてがあてはまるかどうかは分かりませんが、このストレートチップはなかなかきれいなシェイプをしていると思います。
キュッと引き締まった感じ。
特にわたしの場合は、お店で最初、プレーントゥをすすめられ(違うシリーズの)、それがかなりモタッとした形でした。
背が低く、超やせ型のわたしが履くと、やたら足がデカく見える。今にも靴がしゃべりだしそうな感じでしたww
うーん、、、と悩み、ふと近くの棚を見たらこちらの靴が目に入ったわけです。履いてみたらその差は歴然。
だんぜんこっちのほうがカッコイイ。
テンションも上がる。
余談ですが、靴を履いたときにどれだけテンションが上がるか、っていうのは大事ですよね。
自分の履いている靴を見てうれしくなる。気持ちがよくなる。
完全な靴フェチの世界ですが、靴好きにとって大事なことです。
この靴も、最初のプレーントゥより実は1万円高かったので迷ったのですが、こっちにしてよかったです。
今でも仕事をしながら、ちらっと自分の足元を見て、
あ~こっちにしてよかった…
と心から思っています。
なので、靴好きのあなたへ。多少高くても払えない額ではないのなら、迷ったときは気に入っているほうを買ってください。そのほうがあとで後悔がないですよ。
余談でした。
リーガル(ゴアテックス)のイマイチだったところ
あれ?いいところはそれだけ?
という感じですが、まあそんなところです。
次にイマイチだったところをお伝えします。
リーガルのイマイチだったところ 1.滑り止めが弱い
以前、雨の日に、外のタイル張りの場所であおむけにすっころんだことがあります。
したたかに腰を打ち、しばらく立ち上がれなかった。。。
そんなこともあり、雨の日に滑らない靴がほしかったのです。
その観点からすると、この靴の滑り止めは心もとなかった。
こんな感じで、こまかい凹凸が並んでいます。
ちょっと目が細かすぎるのでは?と買うときに思いました。店員さんに聞いたら大丈夫ですと言われたのですが。
購入後、濡れている路面で足を滑らせてみたらちょっとスルッと動きました。
やはり滑りにくさとしてはイマイチな感じでしたね。そこが残念。
リーガルのイマイチだったところ 2.ゴアテックスの効果が分からない
ゴアテックスの効果が分からないって…そんな元も子もないこと言う?と思われそうですが、実際そんな感じなんですよね。
湿気を放出するから蒸れない、というのがゴアテックスの売りなんですが、「蒸れていない」というのが特に感じられないというか、、、
そもそも自分はそんなに足が蒸れるタイプではない、というのがあるかもしれません。
もともと蒸れないんだから、蒸れない靴を履いても効果が感じられない、ですもんね。
だからゴアテックスの靴というのは足が蒸れる人に必要であって、そうでない人にはそれほど必要ではない、のかもしれません。
だって本革であればそれだけでもある程度は吸湿性があるわけですから。そこへあえてゴアテックスを持ってくる必要も(蒸れにくい人であれば)そんなにないわけです。
価格には当然ゴアテックスの部分もかなり含まれているでしょうから、ゴアテックスが不要であったとしたら、その分もっと安い靴を買えたりとか、他の部分にお金をかけた靴(革のグレードとかレザーソールだとか)を選ぶこともできたわけです。
もう一度確認します。
ゴアテックスというのは、表面の革の加工のことではなく、靴の内側で足を蒸れなくするための技術です(違っていたらゴメンナサイ)。だから革自体が雨に強いわけではありません。
だとしたら、ゴアテックスは本当に必要ですか?
もし足が蒸れやすいという人なら有用でしょう。でもそうでなければゴアテックスが必要かどうかあらためて考えてもいいかもしれません。
ここでユニオンインペリアルとくらべてみましょう。
サイズは「6」(右端の数字です)
2足を並べてと、、、
ほぼ同じですね。
角度を変えてもう一回。
ご覧いただいているように、両方とも甲は薄めのタイプです。
わたしの足が極端な甲薄なので。(甲の高いスコッチグレインとかは無理)
こうして見ると似てますね。
ちなみにユニオンインペリアルはダイナイトソールです。(使用中の靴なので汚れていて申し訳ありません)
左がユニオンインペリアル、右がリーガル。
リーガルゴアテックス サイズ感
ちょっと厚めの靴下で、もうピッタリな感じです。かかとにすきまはほぼありません。
お店で履いたときはもう少し余裕があったような気がしたのですが(しかも夕方で)、
このときは午前中にもかかわらず、ぴったんこ。靴下の影響は大きい。
して、これはいつものことですが、羽根は開きません。甲薄の宿命。
ユニオンインペリアルと履きくらべ。
実はこっちはピッタリすぎて、1日履いていると小指が痛くなってきます。おかげで小指にタコができました。痛い、、、
ユニオンインペリアルにくらべると、リーガルは若干余裕があるとは思いますが、でもあんまり変わらない気もする。
平気なんだろうか、、、
リーガルゴアテックス 重さ
手に持つとかなり重さが違いました。計ってみましょう。
ユニオンインペリアル 440グラム。
リーガルゴアテックス 334グラム。
なんと100グラム違います。そりゃ軽く感じるわけだ。
この違いはどこから来るのかというと、
やはりソールですね。
堅牢なダイナイトソールと、合成底。
重さがぜんぜん違います。
見るからにしっかりとした作りのダイナイトソール。ちゃんと縫いつけてあります。
リーガルは、これは接着ですね。
合成底は軽いのはいいのですが、長く使っていると、加水分解してポロポロと崩れていくと聞いたことがあります。
だからこの靴底がどれくらいもってくれるのかはちょっと心配。
革はもっても靴底がダメになっては履けないですからね。
ソール交換はやっぱりできないのかな?尋ねるのを忘れました。