今回の靴はこちら
サイズ 6
色 バーガンディ(ダークブラウン)
製法 グッドイヤー製法
価格 53,000円(税抜)
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ブランド概略
1890年、スペインでアルバラデホ家が靴の製造を開始。
1961年、ホセ・アルバラデホが高級革靴ブランドとして設立。
1998年、ホセ・アルバラデホがヤンコを離れ、妻の名前の『カルミナ』ブランドを立ち上げる。
主観レビュー
サイズ感 普通
フィット感 ★★★
ほしい!感 ★★★
主観解説
サイズ感
6でほぼジャストサイズです。イギリスの同じ6サイズより少しゆったりしているようです。たまたまこの直後にエドワード・グリーンのチェルシーを履いたのですが、気のせいかもしれませんが革はヤンコの方が柔らかく感じました。それがサイズ感に影響しているかな?
フィット感
ヤンコの靴は土踏まずの部分が盛り上がっていて、履くとすぐにそのことを感じとれると思います。これがなかなか気持ちがいい。足にとっていい働きをしてくれているように感じます。私のような偏平足にはなおさらです。
つま先は余裕があります。かかともほんの少し抜けそうな感じはありますが、外羽根の靴なので紐をある程度きつく締めれば平気でしょう。総じてすごく履きやすい靴です。
唯一残念なのは、くるぶしがかすかに当たること。立っているだけでは分かりませんが、歩くと外側のくるぶしが一瞬ちくっと痛みます。これさえなければ完璧です。
ほしい!感
ほしいです、これは。イギリスのグッドイヤーの靴のように、構えて履くというものではなく、イタリアの靴のように洋服にも気を使うというものでもなく、どんなシーンでも気軽に足を入れられそうな雰囲気もいいですね。それでいておしゃれ感は十分にあります。かっこいい。
おまけにグッドイヤー製法の靴でありながら5万円台という価格。これは非常に魅力的です。イギリスの靴に挑む前のグッドイヤー入門靴としてもよさそうです。
主観雑感
スペインの靴と聞いてすぐに思い浮かぶのはマグナーニと、このヤンコではないでしょうか。今やスペイン代表の座を二分しているとも言えそうです。
マグナーニはノーズが長く、どちらかというとイタリア的なデザインです。これに対し、日本人の足形に合わせて作った靴もあるというヤンコは丸みを帯びたデザインが多く、イギリスの靴に近い印象があります。
私の場合は、マグナーニだとちょっと厳しいのですが、ヤンコはとても履きやすいです。実際履いてみて、きついと感じるところがほとんどありませんでした。木型がそのような作りになっているのでしょうか、ヨーロッパの靴にありがちな、つま先への横からの圧迫がほとんどなく、靴の中には余裕が感じられるくらいです。
親しみやすく、つい「ヤンコちゃん」とちゃんづけで呼びたくなるヤンコ。いつかは手に入れたいものです。
「3本の矢」ならぬ「3つのY」。
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