ようこそ!

本日は

 

ご来館いただき誠にありがとうございます。

当館の館長を務めておりますイイクツホシオと申します。

初めてお越しいただいた方のために簡単に当館の説明をさせていただきます。

「サイズ館」の名前は「サイズ感」に由来しております。

この「サイズ感」という言葉は、辞書を引いても出てこないことからも分かるように、正確な日本語ではありません。やや曖昧な感じを受ける言葉です。おそらく、「サイズ」という言葉だけでは表現しきれないことを伝えるために自然発生的に生まれてきたのでしょう。一般的には、洋服のサイズが自分の身体に合っているかどうか、あるいはコーディネイト全体としてバランスがとれているかどうか、といったことを言い表す時に使われることが多いようです。

靴に関していえば、「この靴のサイズ感はどうですか?」とか「こちらはサイズ感が大きめです」というように、ブランドやメーカーによる作りの違い、足入れをした時に感じられる表記サイズとの差異を言い表す時に用いられるようです。

 

靴選びは

 

本当に難しいものです。「25㎝」と表記されている靴ひとつをとっても、実際に履くとブランド、メーカーによって大きさはまちまちです。思っていたよりも大きかったり、小さかったり。同じサイズでこの違いは何なんだ、と疑問に思うこともしばしばです。

これに海外の靴を含めると話はさらにややこしくなります。6、7といったインチ表記、39、40といったヨーロッパ表記まで入ってくるので、一体どの数値が自分に合うのか、ますます分かりにくいことになります。

そこで当館では、それぞれのブランド、メーカーにおけるそれぞれの靴の「サイズ感」について、実際に足を入れた時の感想などを通して皆様にお伝えしていきたいと考えています。

 

ただし。

 

当然のことながら、人の足の形、大きさは千差万別です。一人として同じ足の人はいないでしょう。

ですのでここに書いてあることは、あくまで私個人の主観に基づいたものであり、なんら客観性はありません。皆さんのフィッティングを約束できるものではありませんので、その点は悪しからずご了承下さいませ。

 

世の中には

 

数多くの紳士靴があります。そして数多くの紳士靴に関するインターネットサイトがあります。それらのサイトを見れば、靴についての特徴は一目瞭然です。

ですので当館では、靴の歴史や背景、革の種類や縫製といった内容についてはほとんど触れておりません。足入れをした時の個人的な感想を中心にお伝えしております。そのため情報としてはやや客観性に欠けますが、これから皆様が靴の試し履きをする時に、そういえばあんなことが書いてあったなと、比較の一助にしていただければ幸いです。