今回の靴はこちら
サイズ 6
色 ORANGE
製法 グッドイヤー製法
価格 195,000円(税抜)
ブランド概略
1990年、ピエール・コルテ(Pierre Corthay)がフランスで創業。
AUBERCY(オーベルシー)、BERLUTI(ベルルッティ)と並び、『フランスのABC』と言われる。
主観レビュー
サイズ感 小さい
フィット感 ★★
ほしい!感 ★★★
主観解説
サイズ感
このブログに出てくる外国製の靴のほとんどはサイズが大きめなものばかりです。唯一の例外がこのコルテではないでしょうか。
ノーマルのアルカのところでも触れたかもしれませんが、コルテを履くときは1サイズ上から履くのがおすすめです。
そのままのサイズで履くときっと小さくて履けません。なんといっても履き口が小さい。それは写真を見てもご理解いただけることと思います。まず履き口を無事通過するためにも1サイズ上から試してみてください。
バックル部分もキレイ。
フィット感
で、足が靴の中に納まった後はどうでしょう?これが驚いたことに意外に広い。外見から想像されるほど窮屈じゃないのです。指まわりもキチキチではありません。指を動かすことができます。つま先が細い形のため、小指は若干圧迫を感じますが、それでも全体としてはまだ余裕があります。
そして特筆すべきは歩くときに感じられるその柔らかさ。これがグッドイヤー製法の靴だなんてにわかには信じられません。マッケイの間違いじゃないの?と思ってしまいます。どうしたらこんなに軽く作られるんでしょう。
ほしい!感
これ、めっちゃイイです。20万円しますがその値段は伊達じゃございません。靴に20万払える人は払って損はないと思います。私は2万が限度なので指をくわえてガマンします。
それにしてもこの色のトーンは絶妙としか言いようがありません。自然界の紅葉を思い起こさせるような素晴らしい色です。コルテの靴はフランスで成型され、日本で染めます。ということはこの色を生み出しているのは日本の人なのです。そう思って見ると、この色は日本人だからこそ作ることができたのかもしれませんね。
主観雑感
ベルルッティの靴を履いている人がコルテを試し履きしているところを見ました。その人はデニムを履いていて、それにこのコルテバックルを合わせたわけですが、これがカッコイイのなんの。オレンジの色がデニムに合いすぎです。
靴だけ見ると一見派手派手に見えますが、パンツと合わせるとそうでもないのです。ものすごく自然に、ものすごくお洒落に見えます。その方もいっぺんに気に入ったようでした。「これ、合うよ。どこも痛くない」おそらく木型もその方の足に合っていたのでしょう。「ひょっとしたらベルルッティよりいいかもしれない」と絶賛されていました。
さもありなん、と思いました。ベルルッティで働いてたこともあるピエール・コルテ。その人の作り出す靴がベルルッティを上回っていても何の不思議もありません。価格こそベルルッティのほうが上を行きますが、よい靴へのこだわりはコルテもまったく引けを取りません。最高の革で最高のフォルムの靴を作る。コルテの歴史はまだわずかに26年に過ぎませんが、後世に残る靴であることは間違いないでしょう。
ソールはシンプルの極地。でも美しい。
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