今回の靴はこちら
サイズ 6½
色 NOIR
製法 グッドイヤーウェルト製法
価格 180,000円(税抜) ※2017年当時の価格
ブランド概略
1990年、ピエール・コルテ(Pierre Corthay)がフランスで創業。
AUBERCY(オーベルシー)、BERLUTI(ベルルッティ)と並び、『フランスのABC』と言われる。
主観レビュー
サイズ感 小さい
フィット感 ★★
ほしい!感 ★★
主観解説
サイズ感
履き口が狭いので、試し履きをする人の多くが足を入れる段階で諦めてしまうそうです。
が、そこを乗り越え、足を入れてしまうと中は思ったほどは狭くありません。でもいきなり断念しないためにも一つ上のサイズから試してみることをお勧めします。
フィット感
と言いながら自分は最初無謀にも6で試してしまいました。確かに足を入れてしまえば思ったほど小さくはないかなとも思いましたが、やっぱり先が細いこともあり、つま先にかけてかなりの圧迫感があります。
私の場合、ウィークポイントの左足の小指は「お前はもう死んでいる」状態。こりゃダメだと思って6¹/₂にチェンジしました。
ハーフサイズ上げるだけでずいぶん変わります。つま先はなんとかなりそうな状態になりましたが、その分、かかとも緩くなります。普通の靴なら歩くときに抜けそうなくらいの大きさです。
が、ここからがこのARCA(アルカ)の真骨頂。歩く動作に入り、かかとが地面から離れようとするその瞬間、靴の甲の一番上部、足首に向かって長く伸びたその革が、甲をしっかりと押さえつけ、それにより靴がかかとにくっついてくるのです。
これには感嘆しました。なんてよくできた靴でしょう。ただのデザイン優先の靴ではなかったのです。
この部分です。しかも、これ、全然固くない。固くないから痛くないのです。すごい。
ほしい!感
カッコイイ!色といい形といい、並みの靴ではありません。お洒落な人じゃないと履きこなせない印象ですが、自分で壁を作ってしまっては面白くありません。誰だって、時にはいつもと違う靴を履いてみたっていいですよね。そう思わせる靴でした。
主観雑感
創業1990年と歴史はお世辞にも長いとはいえないコルテ。でも他の伝統ある靴にもまったく引けを取りません。
最高の素材に、最高のフォルム、すべてにおいて完璧を求めた創業者ピエール・コルテの物づくりの真髄がここに詰まっています。
染色はすべて手仕事。フランスで作られ、日本で染められます。なので最初に茶色や紫などで染めた靴を後から黒に染め変えることもできます。淡い色から濃い色なら可能。
その姿から一見、ノーズが長いと思いがちですが、実はコルテの靴の前部分の長さはエドワード・グリーンのそれとほぼ変わらないそうです。
パラブーツといい、コルテといい、フランスの靴は実に個性的で奥が深いですね。
こちらの記事に詳しく載ってます。
フランスを代表する、
名ブランド「コルテ」https://t.co/C15KR8kLDg(#革靴 #靴 #紳士靴 #シューズ #shoes#コルテ #フランス靴 #雑学 #豆知識) pic.twitter.com/48UHY9Wfia
— ラストラボ_革靴 (@Last_Lab_Shoes) 2017年1月3日
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