今回の靴はこちら
サイズ 24.0cm
色 黒
製法 マッケイ製法
価格 23,000円(税抜)※2017年当時の価格
ブランド概略
1902年、日本製靴株式会社設立。
1961年、アメリカ、ブラウン社と契約締結。「リーガル」ブランドが日本上陸。
1990年、ブラウン社より「リーガル」の商標権取得、社名を「リーガルコーポレーション」に変更。
主観レビュー
サイズ感 大きめ
フィット感 ★★
ほしい!感 ★
主観解説
サイズ感
リーガルのサイズは大きいですよね。これは多くの人が知っていることかと思います。リーガル、クラークスは大きめだと思っておいて間違いはないです。
この靴も24.0でもかかとはこんな感じでした。ちなみに私の足の実寸は25.5cmです。
写真だと分かりにくいですが、よく見るとかかとに小指の先が入るくらいの隙間ができています。歩くと少し浮く感じがあります。
フィット感
でも紐を締めれば問題なく履けてしまうのがリーガルのさすがなところです。これで全然問題ありません。
靴の世界に深く入り込んでいくと、誰もがタイトフィットを目指すようになりがちですが、そうでない普通の?人は緩めに履いていることがほとんどです。
それからすればこの靴のフィット感はこれで十分だといえるものです。木型が日本人の足に合うように作られているリーガルならばこそでしょう。
ほしい!感
せっかくいい革靴を買ったのに、つま先部分を何かにぶつけてしまって革が剥がれてしまうことくらい悲しいことはありません。
修理屋さんへ持っていっても、この場合は治らないことがほとんどです。せいぜい同色のクリームで色をかぶせるくらいしかできません。
その点、この靴の『スクラッチタフレザー』は優れものです。何しろキズがつかない――は言い過ぎだとしても――キズが非常につきにくいのです。靴に同梱されている説明書をご覧ください。
ピンぼけでよく見えませんね。ゴメンナサイ。
『表面の特殊加工によって滑りやすく衝撃を逃がすことで傷が付きにくく』なっているそうです。確かに革の光りかたは他の革靴とは違います。プラスチック的な光ですね。
カントリー調のウイングチップに、この人工的、というかサイボーグ的な光り方の革はちょっとばかりミスマッチかもしれません。このあたりをどう考えるかで好みが別れそうな感じはあります。
それと、ご覧のとおり、すべての部分が『スクラッチタフレザー』ではありません。この靴の場合はつま先とかかと部分に使用されています。一見、どの部分も同じように見えるので意外に感じます。モデルによって使われている箇所は違うようです。
主観雑感
これはある意味、非常に日本的な発想の靴ですよね。常に車をピカピカにしておきたい国民性と通じるものがあるように思います。
推測ですが、海外のメーカーでこういった特殊な加工の靴を作っているところはあまりないのではないでしょうか。日本よりはるか大昔から革靴を履いてきた国の人たちは、革本来の風合いを大切にし、特殊な加工までは行わないのでしょうね。
とか言いながら私もできることならキズはつけたくありません。革が剥がれた靴はとても可哀想に見えます。
キズがつかないように気をつけて履くか、それとも最初からキズはつくものだと考えて、キズに強い靴を履くか。
後者も一つの選択だと思います。実際、この靴はリーガルの中でも継続的に売れているようですし。
でもこのブログを読んでくれている人はどちらかというと、前者のタイプが多いのかもしれません。革は本来、自然なものですからね。
切っ先鋭いイメージです。
[参考]
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