今回の靴はこちら
サイズ 6
色 黒
価格 68,000円(税抜)※2017年当時の価格
ブランド概略
1927年、『Paraboot』の名前が商標登録される。名前は、ラテックスを輸入するアマゾンの港『Para』と、アメリカのブーツ『boot』をかけあわせて作られた。
1980年、経営危機に陥る。
1983年、『ミカエル』の販売開始、大人気に。
主観レビュー
サイズ感 大きい
フィット感 ★
ほしい!感 ★
主観解説
サイズ感
25.5㎝の私の足は、パラブーツの場合、サイズは6です。最近はそれが分かってきました。
ただ、サイズが分かってきたと同時に、実は私の足には基本的にパラブーツは合わないということも分かってきました。それはとても悲しい事実です。
というのもやはり甲が薄すぎる。日本の靴を履いてさえも甲が余るくらいなのですから、パラブーツなんていう、ある種、風呂桶のような深い作りの靴が合うわけがないのです。
なんていうのは履けない男のヒガミであって、ただ私の足が貧弱なのが原因なのですが。
フィット感
この靴のフィット感は、一体なんと言えばいいんでしょう。フィットしているといえばしているようですし、していないといえばしていない気もします。
他のパラブーツに比べると足と靴の間にできる空間は少ないです。比較的ピタッとしているように感じます。靴の中で足が動くこともありません。
が、履いていて何か物足りない。それはおそらく、紐の締めにくさ、というか、締まりにくさにあると思います。
普通紐を締めると――それが短靴であれ、ブーツであれ――この部分がキュッと締まると思うんですが、この靴は、紐を引っ張ってもビクともしないのです。両サイドの革が寄ってこない。
小男の私の力がないから、というのもあるかもしれませんが、それにしても固い。ここが締まらないとどことなく靴に締まりがないように感じます。
それと締まらないのはもう一つ。
写真の撮り方が適切でないので分かりにくいですね。締まらないというのはこのベロの部分です。
ブーツにとって足首を締めるのはけっこう大事なことだと思うのですが、このアヴォリアズはベロが締まらない。革自体は固く感じられるのにベロのところの押さえが効いていない気がするのです。紐を締めても同じです。
これらがフィット感が感じられないことの原因だと思われます。
ほしい!感
形は悪くないんだけど…ちょっと履き心地が微妙かなァ。固いけど締まらない。ウーン。
主観雑感
パラブーツと聞いて真っ先に思い浮かべるのが、私の場合はシャンボード。次にアヴィニヨンでその次がミカエルです。あとウイリアムもありますね。
パラブーツ御三家、あるいは四天王。このあたりの靴を2足、3足と揃えた人が次に――あるいはもっと後に――考えるかもしれないというのがこのアヴォリアズなのかなと思います。
ファースト・パラブーツにこれを選ぶ人は相当少ない、というかほとんどいないでしょう。デザインとしてもかなり本格的で、正直、登山靴といってもいいくらいの姿です。個人的にはもう少しカジュアルな、ライトな感じでもいいのにと思ってしまいます。
なんだか雪山にも合いそう。
[参考]
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