紳士靴サイズ館

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シューケア

ストレッチャーで伸ばしても痛みが取れなかった靴を数時間だけでも履けるようにする方法

投稿日:2016年12月5日 更新日:


 

使用商品

 

アーチクッション

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名称   コロンブス アーチクッション

仕様   12㎜版

色    ベージュ

価格   500円(税抜)

 

 

足を持ち上げる?

 

前回の記事は『サイズが小さすぎる靴をストレッチャーで伸ばしてもらった効果はどうだったか?』というものでした。残念ながら効果はあったとはいえず、その靴を履くと以前と同じような痛みを感じます。それでもまだあきらめきれない乙女心ならぬオヤジ心。なんとか履けるようになりたい一心で、その後もあれやこれやと試してみました。だって、ねえ?この靴を買うのにウン万円払っているんだもの。そう簡単に諦められないと思いませんか?皆さんならいかがでしょうか?

 

しかし、ストレッチャーでダメだったものを他に何か方法があるのかと不思議に思われる方もいるかもしれません。私がここに述べる方法を試してみる気になったのは、少し前に靴業界の人から聞いたある話がきっかけでした。その人は独自のソールを研究している人の知り合いで(本人ではありません)、そのソールというのは――難しい説明はすっ飛ばしてごく簡単に言えば――足に自然なアーチを作るというものでした。それによって偏平足の人でも疲れないようになるソールなんだそうです。

 

自慢じゃありませんが、私は典型的な偏平足です。足の裏がベタっと地面にくっついています。土踏まずの筋肉が衰え下に下がってしまっているのです。なので走るのも遅い(関係ないか)。そのため1日立っていると非常に足が疲れてしまうのですが、そのソールを入れることによって疲れが軽減されるというのです。

 

幸いにも、その人が持っていた、まだ試作段階だというソールを少しだけ試させてもらうことができました。実際に入れて歩いてみると、確かに土踏まずが気持ちいい。下からぐっと突き上げられている感じを受けました。

 

ただ、ここではそのソールのことを詳しく話そうというのではなく、その人との会話の中で得た重要と思われるポイントについてお話しようと思います。それは、偏平足の人の足が土踏まずの部分を持ち上げられることによって、足にアーチができ――いいですか?ここが核心です――アーチができることによって足長が短くなる、という点なのです。

 

たしかに言われてみれば、べたっとくっついている足の真ん中あたりを持ち上げれば、それに伴って足先が後ろに引っ張られます。ということは、つまり足の長さが短くなる―――自然の道理です。

 

これは目からウロコ的な話でした。ということは、つまり、つま先が当たってきつい靴も、足長が短くなることによって余裕が出てくるかもしれない。これが今回の話につながってくるのです。私は早速シューケア用品売り場に出向きました。

 

この時買ったものが今回の商品です。コロンブスのアーチクッション。厚さ7㎜12㎜の2タイプがあり、迷わず12㎜の方を買いました。なんといっても厚さが必要ですから。

 

色は2色。冒頭の写真のベージュと、こちらの黒です。

 

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私はベージュを買いました。あるいは黒の方がよかったかもしれません。

 

では装着。

 

 

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丸くなっている方の裏がシールになっていて、それで固定するようになっています。

 

アーチクッション

 

 

 

 

 

 

 

とりあえずいろいろな場所で試してみたいため置くだけにしました。履いてみると確かに気持ちがいい。

 

img_4848

 

 

 

 

 

 

 

靴の中で土踏まずが持ち上げられたせいもあり、それまではピタッと閉じていた内羽根がわずかに開くようになりました。これはウレシイ副産物でした。

 

 

ヨロコビ

 

さあ、いよいよ歩いてみます。

 

アーチの効果やいかに?

 

のし、のし、のし。

 

ん?

 

のし、のし。

 

んんっ?

 

これは…

 

イケルかも!

 

なんと痛みが軽減しているのです!クッションを入れる前と後ではわずかながらもつま先の位置が違っていました。アーチのおかげでつま先が下がっているのが分かりました。

 

そんなに痛くない!そんなに、というのは、まったく痛くない、と区別する意味でそう言ったのですが、でも痛みが軽くなっているのは事実でした。思わず嬉しくなりました。

この後さらに、ベストポジションを探すためにクッションの位置をいろいろ変えてみましたが、土踏まずの内側よりはもう少し外、足裏の真ん中くらいがよさそうでした。その位置がもっとも土踏まずが持ちあがる気がしました。

また、クッションを入れたことで、歩くときに、足がかかとから着地して、つま先へ抜ける時に力がかかる場所も正しく矯正された気がしました。よかった…と心から思いました。あきらめないで努力を続けてよかった。もう履けないとあきらめていた靴が履けるようになったのですから嬉しくないはずがありません。それからその日はずっとその靴を履いていました。

 

 

欠点も

 

―――これで終わればこの話はハッピーエンドで終わることができたのですが、残念ながらそうはなりませんでした。というのは長い間履いていることによって、アーチクッション自体が次第につぶれてきてしまったのでしょう、だんだんとその効果が薄れてきてしまったのです。アーチがなくなるとともに再びつま先があたるようになり、またあの痛みが襲ってきました。

 

この日結局履いていたのは半日くらいでしたでしょうか?次第に限界を感じ、靴を履き替えてしまいました。丸一日履くことはできませんでしたが、もともと500円のものですからそこまで期待するのは無理があるかもしれません。根本的に治すにはこれでは力不足なのでしょう。

 

とはいえ、以前は1時間も履いていられなかった靴なのですから、履くことのできる時間が長くなっただけでも格段の進歩です。もし皆さんの中で、革靴の長さが足らなくて足に痛い思いをしている方は是非一度、アーチクッションをいれてお試しになってみてください。運が良ければ数時間は履けるようになるはずです。

 

 

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ただ、足に立派な土踏まずがある人は分かりません。私は偏平足なので。

 

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