今回の靴はこちら
サイズ 24.0
色 バーガンディ
製法 マッケイ製法
価格 38,000円(税抜)
ブランド概略
1946年、イタリアでバレンティノピコロットが「マドラス」を設立。
1921年、日本で亜細亜製靴株式会社が創業。
1965年、イタリアのマドラス社と技術提携。
1983年、マドラス株式会社に変更。
本社は愛知県。
主観レビュー
サイズ感 少し大きめ
フィット感 ★
ほしい!感 ★★
主観解説
サイズ感
日本製の靴なので24ならちょうどかあるいは少し小さいくらいだろうと思って履きましたが、意外にもまだ大きかったです。幅が広めなのか、甲のあたりも余裕があります。
フィット感
まず第一にかかとが緩かったです。歩くときに少し浮いてしまいました。ただ、ベルトの穴を真ん中にしか留めなかったので、一番きつくすればロブスのモンク同様、フィット感も高まったのかもしれません。残念ながらこの時は時間が足りず試せませんでした。
つま先部分も長さに関してはまだ余裕があります。幅も平気です。が、それでいて小指は横から圧迫される感じを受けました。前が細めのデザインだからでしょうか。これは歩くときに痛くなりそうな気がします。個人的には、マドラスのこのシリーズは足の形と合わないのかもしれません。
ほしい!感
形は非常にかっこいいです。染め方もグラデーションがかかっていてきれいです。ベルトのあたりの色が濃くなっているところ、それにエッジの効いたトゥもなかなかいいのではないでしょうか。靴を脱いだ時も、オレンジ色のインソールと相まって、注目が集まる靴になりそうです。お洒落ですもん、これ。
主観雑感
マドラスの今年の新作コレクションです。名づけて『New Beak Toe』。
船の舳先(へさき)を形どった『ビークトゥラスト』を用いています。『舳先』というのは船の先端部、水を切って進むためのとんがった部分です。確かに言われてみれば、この靴のつま先は上が少し角ばったデザインになっています。なかなかカッコイイです。
ただ、問題はその価格でしょうか。この値段を出すと、日本の他のメーカーのグッドイヤーの靴を買うことができます。リーガルしかり、ペルフェットしかり、ユニオンインペリアルしかり。
マッケイの靴に限ってみても、全く同じ金額でイタリアの『ロブス』を買うこともできます。別に無分別に外国の靴がいいというわけではありませんが、でも紳士靴の世界においてはイギリス、イタリアというと(アメリカ、スペインも忘れちゃいけない)、やっぱりいい靴を作るというイメージがありますよね。靴の歴史が長いだけに。
この靴は、しかし、パッと見て日本製だと分かる人は少ないのではないでしょうか?雰囲気としてはもはや日本の靴を飛び出している印象があります。他にも個性的な靴を作ってきたマドラスだからこそ作ることができたのかもしれませんね。
『made in Italy』と書いてあったら、そうだよね、と思ってしまいそうです。
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