泣く子も黙るジョンロブのダブルモンク。
昔からよく知られているのはウィリアムですが、ダブルモンクは他にもあります。チャペルとかもそうですね。
ここでは、しかし、ベルトが斜めになっているチャペルではなく、同じ雰囲気を持つフィリップⅡのダブルバックルと比べてみます。
ジョンロブ フィリップⅡダブルバックル
ちなみにこれがフィリップⅡダブルバックル。
かっこいいですね。色はプラム。
このプラムという色、なかなか他の靴にはありません。すごくきれいな色です。
ジョンロブ ウィリアム
これは6サイズ。
かかとにわずかにすき間ができますが、これがちょうどいいと思われます。
甲もそれほど余りませんでした。
フィリップⅡダブルバックルとウィリアムを比べてみる
では2つを並べてみましょう。左がフィリップⅡダブルバックル、右がウィリアム。
実はサイズが違うのでそのまま比較はできないのですが。
ダブルバックルのほうがウィリアムよりスマートに見えます。
ラストはフィリップⅡダブルバックルが7000ラスト。
ウィリアムが9795ラストです。ウィリアム専用のラストですね。
☆9795ラストはウィリアムのみに使用される。ややぽってりとしたデザイン。
今度は横から。
黒光りする輸入車が2台並んでいるかのようなたたずまい。
どちらが好きですか?
迷いますよね。
ただ、実はこの2つ、値段がだいぶ違います。
プレステージ・ラインのダブルバックルは230,000円(税抜)。
クラシック・ラインのウィリアムは190,000円です。
(ともに2017年当時の価格)
4万円も違う!4万円ありゃ国産のグッドイヤーの靴買えるし!
・・・って、ジョンロブ買う人がそんなこと考えないですよね。
で、値段が違うのにはわけがあってたとえばこの後ろ姿。
右側のフィリップⅡダブルバックルは革がぐるりと巻いているのが分かりますか?チャペルと同じで革が裁断されていないんです。
そしてプレステージ・ラインに特有の半カラス仕上げ。
人の肌みたいな色ですね。
ウィリアムと比べると違いは一目瞭然。
都会的でスマートな印象のフィリップⅡダブルバックル。
やや朴訥な感じのあるウィリアム。
どっちも捨てがたい!!
・・・というか、どっちも高嶺の花。
でももし自分で履くならウィリアムがいいかなァと。