サイズ 6E
色 ミュージアムカーフ 黒
ラスト 8000
久々のジョンロブ。
やっぱり貫禄がありますね。気のせいか光り方も他の靴と違うような・・・
美しい靴です。
主観レビュー
美しい靴ですが、これは履く人を選びますね。
わたしのようなちんちくりんな男じゃ似合いそうもありません。ある程度、背が高いか身体が大きい人でないと靴に負けてしまいそう。
サイズ感
とは言いつつも靴としては興味がある。いったいどんな履き心地なのか。やっぱり少し大きめなのかな。
恐れ多いと思いつつ、足を入れさせてもらいました。
5¹/₂はサイズがなかったので6サイズで。ウィズはEです。
影が入ってしまった・・・ダメ写真。
・・・なんか思いっきり似合わん。靴がいやがっているように見える。頼むから早く脱いでくれっ、って言ってるように見える。
そこを、しばし待たれい、とばかりに履きしめる。
かかとはこんな感じ。
思ったほどは余らない。これでちょうどな感じ。
ただ、そろりと歩いてみたらかかとが抜ける。やっぱり少し大きいのかもしれないですね。
あと、問題はここ。
羽根が閉じる。
いや、閉じるくらいならいいんだけど実際は重なるくらいに余ってる。片方の羽根が潜り込もうとしてますからね。
羽根がこんな感じだから当然甲も合ってない。見てのとおり、超プカプカしてます。
指で押さえてこうだから普通に歩いてしまったらどんなに恐ろしいシワが入ることか。さすがに歩けませんでした。
いい靴を試し履きするときはくれぐれも「グイッ!」なんてやらないように注意しましょう。履かせてもらうときのマナーです。
フィット感
というわけで、アーチャーの6Eは私の足にはいささか大きかったです。
とはいえ、5¹/₂にすれば合うのかというとそれも不安。
8000ラストはボールジョイントから甲まわりがややタイトなので5¹/₂に下げたら今度は幅がきつくなる可能性があります。
というか今までの経験からするとたぶんきつい。
主観雑感
こうして見るとずいぶんロングノーズに見えますね。2アイレットなので長さが強調されて見える。
甲革はつぎはぎになることが多いなか、このように一面すべて同じ革で——それもトップクラスの革で——作ってしまうところがジョンロブのすごいところ。
そう、革といえばこの靴はミュージアムカーフですね。
ミュージアムカーフとは2000年頃に出てきたムラ感のある染めをほどこした革です。ミスティカーフもムラ染めですがこちらはもう少しムラが抑えめ。
でもこの写真を見るかぎりではムラ感はあまり感じられませんね。よく見ないと分からない。オックスフォードカーフと並べたら分かりやすいのかも。
プレステージラインというのとあいまって、高いのも頷けます。230,000円なり。
(2018年当時の価格)
履き口のラインもきれい。
ジョンロブで何足目かに欲しくなる、という靴ですね、たぶん。1足目、2足目からアーチャーに行く、という人は少数派じゃないかなァ。
こうして見ると、コルテにも似てる気がする。
どういう人がどういうときに履くのか、大変興味があります。