スピングルムーブ SPM-450 レビュー

日本靴

 

今回の靴はこちら

 

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サイズ   M

色     NAVY

製法    バルガナイズ製法

価格    22,000円(税抜)

 

ブランド概略

 

1997年 広島県にて会社設立

2002年 スピングルムーブ誕生

2004年 パリコレクション、ミラノコレクションに登場

 

主観レビュー

 

サイズ感    サイズ通り

フィット感   ★★

ほしい!感   ★★

 

 

主観解説

 

サイズ感

 

靴の箱には「M 40~41」と書かれています。足長25.5cmの私はMでちょうどでした。

 

フィット感

 

少しかかとが緩いようにも感じましたが、あとは問題ありません。つま先も丸みを帯びた形のため、窮屈さはまったくありません。指も自由に動かせます。

 

特筆すべきはその柔らかさ。そして軽さ。屈曲性に優れたアウトソールは歩いていて気持ちがいい。ハイカットモデルはベロのところが当たって痛いことがありますが、この靴はまったくそんなことはありません。とにかく柔らかい。

 

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ん?忍者?

 

 

スーツで履いたので、この写真では一見ヘンに見えるかもしれませんが、この色ならスーツにもギリギリいけるかも?(無理か)

紐を締めるとこの柔らかい革が甲に吸い付くように密着し、心地よいフィット感があります。

 

ほしい!感

 

スピングルムーブの新作です。これは靴単体で見るより履いたほうがカッコイイ。

 

ハイカットの靴はともすれば足が大きく見えがちですが、この靴はそんなことがありません。他の種類に比べバルカナイズのソールもやや控えめな作りで厚みもそれほどないため、逆に足が小さく見えます。レザーシューズというよりキャンバス地の靴に近い印象でしょうか。デニムなんかにはピッタリですね。

 

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主観雑感

 

少しでも靴に詳しい人ならスピングルムーブが広島で作られていることはよくご存知のことだと思います。リーガルやスコッチグレインとは立ち位置が違いますが、こちらも日本を代表する靴の1つと言えるでしょう。

 

なんといっても特徴は『バルカナイズ製法』。簡単に言うと、窯で熱と圧力を加えることでアッパーとソールをくっつけるというものです。なのでゴムソールがアッパーにかぶりつくような独特の形状になっています。誰もが一目見て、スピングルムーブだと分かります。

 

ただ、個人的には、スピングルというと、カンガルーの革というイメージが強くありました。別にカンガルーの革がいけないわけではないのですが、革自体にそれほど魅力を感じられなかったというのも事実。今回の靴は公式ページを見ると『オイルワックスレザー』と書かれている。これは何の革なんでしょう?

 

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ご覧の通り、表面にシワのようなものが浮き出ています。言い方が適切ではないかもしれませんが、『紙』のように見えなくもない。実を言うとこの感じが最初はあまり好きではなかったのです。

 

が、しかし、実際に履いてみたら、そんな印象はあっさりと払しょくされました。なんだかやけに履きやすい。痛いところも全くなし。後から知ったんですが、スピングルムーブの靴は甲が薄め、かかとが小さめに作られているらしく、甲の薄い自分にはまさにピッタリの靴だったのです。

 

現金なもので足に合うと、靴自体に対する印象もよくなってきます。このクシャッとした革も、この靴の個性だと思えるようになってきました。ハイカットの靴を紐でシュッと締める動作も気持ちがいい。やがて迎える冬もこのスピングルムーブのソールなら全然平気そうだし、ひとつあってもいいかもしれないなァ。

 

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滑らない男、になれそう。

 

 

[参考]


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